~ あがり症 ~ あがり症を”克服”するために”苦手な状況”に立ち向かう
あがり症を”克服”するためには、”苦手な状況”をひとつひとつクリアしていく必要があります。
誰でも苦手な状況を避けて過ごしたいものです。
そして、あがり症の人はその意識が特に強いものになっています。
自分の恐れている状況を避けてしまうことは、ごく自然なことであると思います。
しかし、あがり症の人が、あがってしまう状況から逃げ続けると、あがり症の症状は悪化していきます。
苦手な状況を避け続けると、その状況はずっと苦手なままになってしまうからです。
苦手な状況を避けることを「回避行動」と言うようですが、その回避行動には大きく分けて2種類あります。
まず、状況からの回避です。
これは、あがってしまう状況にあえて身を置かないことをさします。
同僚と一緒に食事に行かないとか、パーティーに出席しないなども回避行動の1つであるようです。
また、回避できなかった行動からの逃避、というのも回避行動です。
例えば、出席してしまったパーティーで他人とコミュニケーションしないとか、発言しないという行動です。
回避行動を繰り返していると、回避行動が習慣化されていきます。
習慣化されると、次の段階では回避行動の度合いがひどくなっていく場合もあります。
こうなるとあがり症を克服するどころか、症状はますます重くなっていきます。
苦手な状況に立ち向かうためには「エクスポージャー法」が有効な手段です。
エクスポージャー法は1人でも実践できる方法ですので、1度チャレンジしてみてください。
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「あがり症」で悩む人たちの性格についてですが、「目標が非常に高い」という点が共通しているようです。
自分に対して厳しく、多くの目標を課します。
「あがり症」でない人たちは、「必ずしもみんなに好かれなくても良い」「完璧にできなくてもいい」と考えるのですが、それがなかなかできないのです。
そして「あがり症」の人たちは、ネガティブ思考の方が多いようです。
例をあげると、人前で話す時「気の利いたことを言わなければ」などと思ってしまうのです。
また、自分が不安に思ったり緊張していることを悟られてはいけない・・・とも考えています。
こう考えること自体がナンセンスなのだ、ネガティブなのだ・・・と理解することなしに、あがり症を克服することはできません。
上記のような考え方から解放されることから、克服の一歩が始まるのです。
会話が途切れてしまったり、つまらない話題になってしまったとしても、「しょうがない」と思ってみましょう。
お笑いタレントではないのです。
別に面白くなくても、話が途切れてしまっても問題ありません。
よくあることです。
「緊張している」ことがバレてしまっても、それで軽蔑されることはまずないでしょう。
自分に対しての要求のレベルも少し下げてみましょう。
「甘いな」と思うくらいでちょうどいいのです。
あがってしまいそうだな・・と思ったら、頭を切り替えて「適当でいい」「肩の力を抜いてゆっくり行こう」と考えリラックスして下さい。
緊張していること自体、ばかばかしく思えてくるかもしれません。
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