~ あがり症 ~ あがり症を”克服する前に考える”こと
人前だと「過剰に緊張して冷や汗が出てしまう」「顔が赤くなったりしてしまう」という人はあがり症です。
大勢の人を前にすると言葉が出てこずに上手に話せない、視線が気になって食事ができない、手が震えて字を書くことができない、という人もいることでしょう。
このようなあがり症の人は、その症状を何とか克服したいと考えるものです。
人前であがってしまったり、顔が赤くなってしまったりすることは誰にでもあることです。
知らない人が沢山いる前で話をしなければならない状況や、好きな人が目の前にいるような状況では、どんな人でも緊張しドキドキしてしまうものなのです。
それは自然な現象で異常ではなく、何も心配することはありません。
しかし、度を過ぎたあがり症で社会に適応できず、家に閉じこり会社や学校に行けない人もいるようです。
あがり症があると、しだいに人と関わることを避けるようになってきます。
緊張してあがってしまうのを恐れて、おのずとそのような状況に自分を置くことを避けてしまうのです。
そのようか環境が続けば、自分の世界に閉じこもるようになり、社会から隔絶してしまうのです。
こうなってしまうと悪循環で、人とコミュニケーションできないことが、さらにあがり症の症状を悪化させてしまうのです。
健全な社会生活を営んでいくためには、人とのコミュニケーションが不可欠です。
家に閉じこもり、他人とのコミュニケーションを自ら絶ってしまうような人は、専門の医療機関に相談してあがり症を克服すべきでしょう。
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「あがり症」で悩む人たちの性格についてですが、「目標が非常に高い」という点が共通しているようです。
自分に対して厳しく、多くの目標を課します。
「あがり症」でない人たちは、「必ずしもみんなに好かれなくても良い」「完璧にできなくてもいい」と考えるのですが、それがなかなかできないのです。
そして「あがり症」の人たちは、ネガティブ思考の方が多いようです。
例をあげると、人前で話す時「気の利いたことを言わなければ」などと思ってしまうのです。
また、自分が不安に思ったり緊張していることを悟られてはいけない・・・とも考えています。
こう考えること自体がナンセンスなのだ、ネガティブなのだ・・・と理解することなしに、あがり症を克服することはできません。
上記のような考え方から解放されることから、克服の一歩が始まるのです。
会話が途切れてしまったり、つまらない話題になってしまったとしても、「しょうがない」と思ってみましょう。
お笑いタレントではないのです。
別に面白くなくても、話が途切れてしまっても問題ありません。
よくあることです。
「緊張している」ことがバレてしまっても、それで軽蔑されることはまずないでしょう。
自分に対しての要求のレベルも少し下げてみましょう。
「甘いな」と思うくらいでちょうどいいのです。
あがってしまいそうだな・・と思ったら、頭を切り替えて「適当でいい」「肩の力を抜いてゆっくり行こう」と考えリラックスして下さい。
緊張していること自体、ばかばかしく思えてくるかもしれません。
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