~ あがり症 ~ あがり症を”克服する前に考える”こと 3
一般的には、「緊張しやすい体質の人」が「あがり症」になるのだと考えられているです。
大勢の人たちを前にしてスピーチをする場合、誰でも緊張することと思います。
あがり症の人は緊張するからあがってしまうのではなく、「あがってしまったらどうしよう」と考えるから緊張してしまうのではないでしょうか。
あがってしまうから緊張し、実際に緊張してしまうと不安になりあがってしまう、という悪循環に陥ってしまうようです。
あがり症の症状はある特定の状況で起きると言われています。
まず、人を相手にしたコミュニケーションを行う時に起きます。
そして極度の不安や緊張が引き金になって起きており、その緊張が続けば続くほど症状が強く出できます。
時間が経過すると治癒するものではなく、ますます重症になるケースもあるようです。
そしてあがり症だけでなく赤面やどもりなどの複数の症状を併発すること、などが挙げられます。
あがり症や赤面、どもりなどの症状の原因は同じところにある、という考え方もあります。
あがり症で悩んでいる人がいるなら、人前で話をする時のことを注意深く振り返ってみてください。
あがりや赤面に気をとられて気づかないこともあると思いますが、言葉が出にくかったり、詰まってしまったりということもあるでしょう。
同時に手足が震えたり、冷や汗をかいていたり、動悸が激しくなっていたりすることもあるかもしれません。
このようなことを考えれば、どもりや赤面を克服することが、あがり症を克服することになるようです。
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「あがり症」で悩む人たちの性格についてですが、「目標が非常に高い」という点が共通しているようです。
自分に対して厳しく、多くの目標を課します。
「あがり症」でない人たちは、「必ずしもみんなに好かれなくても良い」「完璧にできなくてもいい」と考えるのですが、それがなかなかできないのです。
そして「あがり症」の人たちは、ネガティブ思考の方が多いようです。
例をあげると、人前で話す時「気の利いたことを言わなければ」などと思ってしまうのです。
また、自分が不安に思ったり緊張していることを悟られてはいけない・・・とも考えています。
こう考えること自体がナンセンスなのだ、ネガティブなのだ・・・と理解することなしに、あがり症を克服することはできません。
上記のような考え方から解放されることから、克服の一歩が始まるのです。
会話が途切れてしまったり、つまらない話題になってしまったとしても、「しょうがない」と思ってみましょう。
お笑いタレントではないのです。
別に面白くなくても、話が途切れてしまっても問題ありません。
よくあることです。
「緊張している」ことがバレてしまっても、それで軽蔑されることはまずないでしょう。
自分に対しての要求のレベルも少し下げてみましょう。
「甘いな」と思うくらいでちょうどいいのです。
あがってしまいそうだな・・と思ったら、頭を切り替えて「適当でいい」「肩の力を抜いてゆっくり行こう」と考えリラックスして下さい。
緊張していること自体、ばかばかしく思えてくるかもしれません。
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