~ あがり症 ~ 「エクスポージャー法」で、あがり症を克服する時の注意点その1
「エクスポージャー法」であがり症を克服したい人にお伝えしたい、、いくつかの「注意点」があります。
まず、「エクスポージャー法」を実践している最中に感じる不安についてです。
最初は耐え難いほどつらいものであると思います。
しかし、この苦痛はいつか必ず和らいでいく、ということを忘れてはなりません。
このことを肝に命じながら、あがり症の克服に取り組みましょう。
激しい不安に襲われると、「このままの状況が続くと、いつかパニックを起こしてしまうのではないか」ということを感じるかもしれません。
さらに「この不安は今後ずっと続いて、心身ともに疲れきってしまうのではないか」ということを思うかもしれません。
しかし、その状況から逃げ出したり、うつむいたまま黙り込んだりしてしまわずに立ち向かうことが大切です。
どんなに強い不安でも、必ずその不安は和らいでいくものです。
そしてエクスポージャーは繰り返し何度も行わなくてはなりません。
あがってしまうという一種の社会不安は、たった一度のエクスポージャーでは消え去るものではありません。
たとえ一回のエクスポージャーに成功したとしても、次回からまったく「あがらなくなる」ということにはなりません。
しかし、徐々に不安が減少していくことには変わりありません。
本当に少しずつの変化であるということも頭に入れておきたいものです。
エクスポージャー法は、だれでも簡単に実践できる訓練法ですので、あがり症に悩む人はぜひとも挑戦してみてはどうでしょうか。
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「あがり症」で悩む人たちの性格についてですが、「目標が非常に高い」という点が共通しているようです。
自分に対して厳しく、多くの目標を課します。
「あがり症」でない人たちは、「必ずしもみんなに好かれなくても良い」「完璧にできなくてもいい」と考えるのですが、それがなかなかできないのです。
そして「あがり症」の人たちは、ネガティブ思考の方が多いようです。
例をあげると、人前で話す時「気の利いたことを言わなければ」などと思ってしまうのです。
また、自分が不安に思ったり緊張していることを悟られてはいけない・・・とも考えています。
こう考えること自体がナンセンスなのだ、ネガティブなのだ・・・と理解することなしに、あがり症を克服することはできません。
上記のような考え方から解放されることから、克服の一歩が始まるのです。
会話が途切れてしまったり、つまらない話題になってしまったとしても、「しょうがない」と思ってみましょう。
お笑いタレントではないのです。
別に面白くなくても、話が途切れてしまっても問題ありません。
よくあることです。
「緊張している」ことがバレてしまっても、それで軽蔑されることはまずないでしょう。
自分に対しての要求のレベルも少し下げてみましょう。
「甘いな」と思うくらいでちょうどいいのです。
あがってしまいそうだな・・と思ったら、頭を切り替えて「適当でいい」「肩の力を抜いてゆっくり行こう」と考えリラックスして下さい。
緊張していること自体、ばかばかしく思えてくるかもしれません。
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