~ あがり症 ~ あがり症を克服するために、「羞恥心」を乗り越える
あがり症の人にとって、最も重要な感情は「羞恥心」であると言われています。
「羞恥心」は、つまり、恥ずかしいという気持ちのことですね。
緊張してあがってしまう状況においては、自分の言ったことや行ったことを「レベルの低いこと」であると思い込み、後悔と劣等感を感じることもあるようです。
あがり症でない人は、このような感情をなかなか理解することは難しいのですが、あがり症の人にとっては非常に重要なポイントであるようです。
また、あがってしまう状況が終わった後も「あんなことを言わなければよかった」とか「あのような態度は失敗したかも」などと、くよくよ悩んでしまうのです。
このような羞恥心はあがり症の症状をさらに重いものにしてしまいます。
この羞恥心を乗り越えることが、あがり症を克服することにもつながっているようです。
あがり症の人から日常感じている不安や、羞恥心を取り除くことは非常に難しいことと言われています。
そこで、あがり症を克服するために、羞恥心と上手に付き合ってみてはどうでしょうか。
恥ずかしさを感じないようにするのではなく、恥ずかしいと感じる範囲や程度を最小限に抑えるように努力するのです。
羞恥心を感じると、ついつい自分の殻に閉じこもってしまいがちです。
また、自分の感情を表に出さず、隠そうとしてしまいます。
このようなことを繰り返せば、あがり症の症状はさらに悪化してしまうことでしょう。
自分の気持ちを上手に表現できるようになれば、羞恥心強く感じることも少なくなるはずです。
そのためには、他人と積極的にコミュニケーションすることです。
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「あがり症」で悩む人たちの性格についてですが、「目標が非常に高い」という点が共通しているようです。
自分に対して厳しく、多くの目標を課します。
「あがり症」でない人たちは、「必ずしもみんなに好かれなくても良い」「完璧にできなくてもいい」と考えるのですが、それがなかなかできないのです。
そして「あがり症」の人たちは、ネガティブ思考の方が多いようです。
例をあげると、人前で話す時「気の利いたことを言わなければ」などと思ってしまうのです。
また、自分が不安に思ったり緊張していることを悟られてはいけない・・・とも考えています。
こう考えること自体がナンセンスなのだ、ネガティブなのだ・・・と理解することなしに、あがり症を克服することはできません。
上記のような考え方から解放されることから、克服の一歩が始まるのです。
会話が途切れてしまったり、つまらない話題になってしまったとしても、「しょうがない」と思ってみましょう。
お笑いタレントではないのです。
別に面白くなくても、話が途切れてしまっても問題ありません。
よくあることです。
「緊張している」ことがバレてしまっても、それで軽蔑されることはまずないでしょう。
自分に対しての要求のレベルも少し下げてみましょう。
「甘いな」と思うくらいでちょうどいいのです。
あがってしまいそうだな・・と思ったら、頭を切り替えて「適当でいい」「肩の力を抜いてゆっくり行こう」と考えリラックスして下さい。
緊張していること自体、ばかばかしく思えてくるかもしれません。
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