~ あがり症 ~ 「エクスポージャー法」で、あがり症を克服する時の注意点その2
「エクスポージャー法」を成功させるための、具体的な注意点についてです。
「エクスポージャー」は時間をかけて、十分に行うことが大切です。
あがってしまうという不安がやわらいでいくまで、20分以上かかるといわれており、短時間で済むものではありません。
そして、アクスポージャーは繰り返し行う必要があります。
日常生活の妨げになるほどのあがり症を克服したいのであれば、時間を惜しんではなりません。
1日あたり30分前後の時間をとって実践することが望ましいといわれています。
重度のあがり症の場合、エクスポージャーを繰り返すうちに、あがり症の症状を克服する速度が遅くなっていく場合があります。
しかし、ここで焦ってはなりません。
あがってしまうという不安は、少しずつでも改善されていくはずです。
エクスポージャーは徹底して行う必要があります。
あがってしまうからといって、他人の視線から逃れようとする回避行動を決してとらないことです。
エクスポージャーを繰り返しても症状が改善しない場合は、ちょっとした回避行動をとっていないか振り返ってみましょう。
回避行動が身に付いてしまっている場合、無意識のうちに行っているケースもあるようです。
エクスポージャーの実践中は、自分自身に集中しすぎないことも大切です。
エクスポージャーをしている時は、自分自身ではなく、外部のことに意識を集中するようにしてください。
あがり症の人は、意識を外部に持っていけばいくほど、あがってしまうという不安は軽減されていくようです。
スポンサード リンク
スポンサード リンク
「あがり症」で悩む人たちの性格についてですが、「目標が非常に高い」という点が共通しているようです。
自分に対して厳しく、多くの目標を課します。
「あがり症」でない人たちは、「必ずしもみんなに好かれなくても良い」「完璧にできなくてもいい」と考えるのですが、それがなかなかできないのです。
そして「あがり症」の人たちは、ネガティブ思考の方が多いようです。
例をあげると、人前で話す時「気の利いたことを言わなければ」などと思ってしまうのです。
また、自分が不安に思ったり緊張していることを悟られてはいけない・・・とも考えています。
こう考えること自体がナンセンスなのだ、ネガティブなのだ・・・と理解することなしに、あがり症を克服することはできません。
上記のような考え方から解放されることから、克服の一歩が始まるのです。
会話が途切れてしまったり、つまらない話題になってしまったとしても、「しょうがない」と思ってみましょう。
お笑いタレントではないのです。
別に面白くなくても、話が途切れてしまっても問題ありません。
よくあることです。
「緊張している」ことがバレてしまっても、それで軽蔑されることはまずないでしょう。
自分に対しての要求のレベルも少し下げてみましょう。
「甘いな」と思うくらいでちょうどいいのです。
あがってしまいそうだな・・と思ったら、頭を切り替えて「適当でいい」「肩の力を抜いてゆっくり行こう」と考えリラックスして下さい。
緊張していること自体、ばかばかしく思えてくるかもしれません。
スポンサード リンク