~ あがり症 ~ 上手に「コミュニケーション」して、あがり症を克服する
上手に「コミュニケーション」するということは、あがり症の克服に大きく関わっていると言われています。
あがり症という「社会不安」は、「社会能力」と呼ばれるものに密接に関わっていることが多いのです。
あがり症を克服するということは、この社会能力を高めることでもあるのです。
では、社会能力とはいったいどのようなものなのでしょうか。
社会能力とは、私たちが生きてくる過程で「他人とどのように付き合ってきたか」という行動様式のことを指します。
社会能力が高い人ほど的確で効果的な、好感の持てるコミュニケーションができるのです。
ここで問題となってくるのは、上手なコミュニケーションとはどのようなものか、ということです。
自分の希望を相手の正確に伝えたり、相手の意図するところを理解したりという言葉に関することはもちろん関係してきます。
それ以外にも、話をしている時に相手の目を見るとか、聞き取り易い声で話すなど、対話の仕方も大きく関係してくるようです。
私たちはこうした社会能力を教育や親の真似、様々な体験から身につけています。
経験の差から上手にコミュニケーションできる人と、そうでない人が生まれてしまうようです。
しかし、上手なコミュニケーションの方法を学ぶことに遅すぎるということはありません。
自分の考え方ひとつで社会能力を伸ばすことは可能なのです。
あがり症で悩んでいる人、あがり症を克服しようとする人は、社会能力を伸ばすことを考えてみてはどうでしょうか。
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「あがり症」で悩む人たちの性格についてですが、「目標が非常に高い」という点が共通しているようです。
自分に対して厳しく、多くの目標を課します。
「あがり症」でない人たちは、「必ずしもみんなに好かれなくても良い」「完璧にできなくてもいい」と考えるのですが、それがなかなかできないのです。
そして「あがり症」の人たちは、ネガティブ思考の方が多いようです。
例をあげると、人前で話す時「気の利いたことを言わなければ」などと思ってしまうのです。
また、自分が不安に思ったり緊張していることを悟られてはいけない・・・とも考えています。
こう考えること自体がナンセンスなのだ、ネガティブなのだ・・・と理解することなしに、あがり症を克服することはできません。
上記のような考え方から解放されることから、克服の一歩が始まるのです。
会話が途切れてしまったり、つまらない話題になってしまったとしても、「しょうがない」と思ってみましょう。
お笑いタレントではないのです。
別に面白くなくても、話が途切れてしまっても問題ありません。
よくあることです。
「緊張している」ことがバレてしまっても、それで軽蔑されることはまずないでしょう。
自分に対しての要求のレベルも少し下げてみましょう。
「甘いな」と思うくらいでちょうどいいのです。
あがってしまいそうだな・・と思ったら、頭を切り替えて「適当でいい」「肩の力を抜いてゆっくり行こう」と考えリラックスして下さい。
緊張していること自体、ばかばかしく思えてくるかもしれません。
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