現物の不動産投資を始めると、多くの聞き慣れない不動産用語に触れる機会があります。
ここでは不動産用語の「建ぺい率」「容積率」について説明していきます。
建ぺい率や容積率などは、物件を検討するうえで必要となるだけでなく、これから建築する際にも基本となる不動産用語です。
・建ぺい率
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合です。
建築面積÷敷地面積x100=建ぺい率
上記の式で求められる割合となります。
建ぺい率が高いほど敷地の活用が高く、一般的には建ぺい率が高いほど価格が高くなります。
建ぺい率は用途地域ごとに最高限度が定められており、都市計画図などで確認ができます。
・容積率
敷地面積に対する建築物の延べ床面積の割合が容積率です。
下記の式で容積率は求められます。
延べ床面積÷敷地面積x100=容積率
容積率が高いほど、マンションなど土地を立体的に活用することができます。
そのため、容積率は土地の価格と密接な関係があります。
容積率は、一般的に商業地では高く、住宅地は低く設定されています。
容積率は、用途地域別の制限があり、都市計画図などで確認できます。
また、車庫や駐輪場などの床面積は、建物全体の延べ床面積の1/5までは不参入とされます。
地下室など建物の地階にあり、住宅の用途となる天井が地盤面から1m以下の高さにある部分は、住宅用途部分の延べ床面積の1/3を限度として容積率に参入しません。
不動産投資を行う際には、このような不動産用語をしっかりと覚えて、活用していくことが大切です。
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不動産とはヒトコトで言うなら「人が生活する基礎」でしょう。
不動産は「立地」や「交通条件」の良い優良物件なら、不動産価格が低迷している時もその賃貸料金が急激に下がることはありません。
それを狙って価格が低迷しているうちに不動産を購入する「不動産投資」を考えている人も少なくありません。
親などから継いだ土地を不動産投資として有効活用する人もいます。
ここでは、不動産投資を始めるにあたり、まずそもそも「不動産とは何なのか?」を考えてみたいと思います。
不動産は、民法86条1項に「土地及びその定着物」と記載されています。
定着物とは、その土地にある動かせないものを指します。
土地にある建物はもちろん、土地に生えている樹木なども含まれます。
また、日本では土地と建物は別のものとして扱われます。
そのため、土地と建物は別々に売買できるのです。
不動産は目的別に考えると、主にマンション、アパート、戸建住宅、宅地などの住宅用、マンションやビル、工場などの事業用に分けられます。
さらに以下の二つに分類できます。
自分で利用する「自用」、そして他人に貸す目的の「賃貸用」です。
それ以外にも、レジャーなどのための別荘やリゾートマンションなどの不動産もありますね。
土地の権利には、所有権と借地権があります。
所有権は1人で所有する場合と複数での共有があります。
借地権は借地借家法に基づく、他人の土地を利用できる「地上権」と貸借人の権利である「貸借権」のことです。
建物の権利には、分譲マンションなどの各部分ごとの所有権である区分所有権、賃料、支払い建物を借りる借家権(賃借権)があります。
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